ネジはネジでも何かが違う、埼玉に伝わる伝統のねじ!
ものづくり大国と知られるわが国日本。
最近ではロボット産業の発展に伴い、
新しい形の止め具も開発されています。
止め具といえば、私も中学のものづくりの授業や
学祭の準備などでよくネジを使っていました。
釘よりも使い勝手が良かったので、
自分でも重宝していたのを今でも覚えています。
でも、私が今回お話したいのはそのネジとは違います。
くるくると回して使う道具のネジではなく、
食べ物のねじ。
日本の埼玉県に伝わる郷土料理のねじなんです!
この料理のベースとなるのは
小麦粉でそこに小豆を混ぜて作ります。
8月16日の贈り物として、長年食べられている郷土料理です。
この「ねじ」という名前が付けられた由縁については、
うどんの麺に小豆をからめる姿がネジをまいているのと
似ているからだと言っている人がいますが、
その理由は定かではないようです。
ただ、ねじの見た目が螺旋状なのは確かなので、
有力な話がない以上、この「ネジから来た説」は
疑えないような気がします。
それでは、この郷土料理の食べ方について簡単に説明します。
うどんを原料としているねじですが、
小豆を材料としているので、主食として味わう料理というよりは、
食後のデザートとして食べるのが一般的なようです。
麺にあんを付けて食べると、
小豆餅のような風味が楽しめます。
また、うどんが持つコシ独特の食感というのも、
この郷土料理の魅力の1つです。
もし、夏の贈り物を何にしようか迷っている人がいらしたら、
この「ねじ」という郷土料理を送ってみてはいかがでしょうか?
きっと、笑いと食のダブルパンチでお腹を膨らませることができますよ!